生きる日々
未来はここへ来ているという。
例えば3年後の私は、ニーチェのような孤独をかこつ今の私を、
どのように思っているのだろうか。
それは、とりもなおさず、今の私が過去の私をどのように思い、
受け止めているかによるのだろう。
常に前を向いてきた私。
でもそれは、失態を演じた格好悪い自分をその都度リセットして、
なにもかも一から始めてきた、ということではないか。
だから私の過去はとても貧しく、
気落ちした折も、思い出の埋火に暖をとることができない。
そぎ落とすことでしか前に進めなかったのだ。
しかし今、その様式を革める必要に迫られている。
孤独で酒量が増え、生きる希望を喪いかけているからだ。
他者との親密な交流を望めないとしたら、どうすればよいのか。
静かな時間を持ち、自分との対話を始めること。
見限った過去を、自分の中へもう一度根付かせることでしか、
生きる力は賦活されないだろう。
その記録をしていきたい。